リストリー・ノーツ

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2024-06-01から1ヶ月間の記事一覧

クルキ・タリナ⑥ 聡明なるラウリ・上(1164-1178)

クルキの一族は11世紀半ばの時点ではフィンランドの一部族の長という立場に過ぎなかった。 しかしミッコという名の男がその勢力を一気に拡大させ、最終的にはキリスト教徒のスウェーデン王国を滅ぼし、バルト海沿岸地域における最大勢力へと成長。 その子ア…

クルキ・タリナ⑤ 危機の時代(1145-1164)

フィンランドの一部族から一気にその勢力を拡大し、ついにはスカンディナヴィア半島全域を手中に収める大帝国を築き上げたクルキ家。 しかしこれを実現させた初代皇帝アンリ・クルキは、その晩年に異教徒との結婚や残虐な振る舞い、そして帝国統一期に為した…

クルキ・タリナ④ 寛容なるアンリ・下(1127-1145)

11世紀後半、フィンランド族をバルト海を囲む巨大国家へと成長させた太祖ミッコ・クルキは、1107年に唐突にこの世を去った。 ミッコが築いた巨大王国は、ミッコの長男のアンリ、次男のヴォイット、そして三男のクーティによって三分割されるが、直後の長い内…

クルキ・タリナ③ 寛容なるアンリ・上(1107-1127)

12世紀後半、のちにフィンランド王国として統一されることとなる地方の弱小な一部族の長でしかなかったクルキ家のミッコは、幼くして父アンリを喪い、母アームや養育係でもあった将軍サタヤルカの補佐を受けつつ次第にその権力と影響力を増していった。 そし…

クルキ・タリナ② 噓つきミッコ・下(1087-1107)

現在のフィンランド、スウェーデン、ノルウェーとデンマークの一部にまたがるバルト海沿岸地域に、かつて巨大な帝国が存在していた。 土着の信仰をベースとした統一の宗教体制と、フィン語を中心とした複数の言語によって統治された大帝国。 これを成り立た…

クルキ・タリナ① 噓つきミッコ・上(1066-1087)

現在ではフィンランド、スウェーデン、ノルウェーと呼ばれているバルト海沿岸地域には、かつてクルキ家と呼ばれる一族によって支配された大帝国が築かれていた。 今となってはその面影も殆どないものの、この地には確かに14世紀末のデンマーク人による侵略ま…