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【Victoria3】アメリカ「経済的支配」目標プレイレポート第4回(最終回) 米西戦争と世界侵略戦争、そしてアメリカ100州達成へ(1861年~1936年)

 

1861年8月27日。

150万もの中国人を蹂躙し、8万5千のアメリカ人兵士をも犠牲にした第二次太平洋戦争は終わりを告げた。

この戦争の悲劇は合衆国内の労働者階級を沸き立たせ、その中心に立つ南部出身のガブリエル・ラスト率いるアメリカ社会党は戦争中の1860年選挙に勝利。

 

新たな社会党政権は実業家集団を政権から追放した上で、強固に反対し続けていた比例課税制を成立させた。

 

肥え太った資本家たちからより多く税を徴収するこの制度は、たちまち合衆国の財政を潤わせることに成功し、1861年時点でその黒字高は年間542万ポンドに達した。

 

戦争による300万ポンドの損失はあっという間に補填され、やがて人々はその悲劇の味を忘れつつあった。

 

 

そもそも、戦後アメリカの繁栄は、それこそこの戦争によってもたらされたものであった。

新たに植民地とした日本そして中国の土地からはこれまで自給できていなかった絹や茶が採れ、その絹から生産される高級衣類は今やアメリカが世界最大の生産国となっていた。

 

 

繫栄し、世界に文化を広げる超大国アメリカ合衆国は、やがてその使っても使っても使い切れない量の資本を使い、世界への経済的拡大を試みる。

 

その1つの形が、ヌエバグラナダ共和国から総額1,296万ポンドで購入したパナマ

 

ここに、合衆国は太平洋と大西洋とを結ぶ壮大なるパナマ運河の建設を始める。

 

 

そして1863年11月。

史実より50年早く、この世紀の大事業は見事果たされたのである。

 

 

さらに、合衆国はその金にものをいわせ、中米諸国に対して影響力を発揮し続ける。

数年に及ぶ融資を経て恩義を作り、関税同盟へと組み入れる。

 

今や、中米の国々はアメリカの経済的属国であった。

グアテマラの農園で働く貧しい労働者たちが作りあげたコーヒーを、ニューヨークの裕福なホワイトカラーたちが嗜む、そんな世界になりつつあった。



かつて、国内の分断も辞さず自由を追い求め続けてきたこの国は、今やさらなる富を求めて世界に食指を伸ばし始める帝国主義者となりつつあった。

 

 

そして1868年3月1日。

さらなる経済圏の拡大を求めて、アメリカは再び戦争の渦の中へと巻き込まれていく。

 

 

アメリカ合衆国「経済的支配」目標プレイレポート第4弾。

列強1位に君臨する超大国アメリカは、繁栄の先に何を見るのだろうか。

 

 

目次

 

前回はこちらから

suzutamaki.hatenadiary.jp

 

 

米西戦争1873年~1875年)

1868年。

アメリカのジャーナリズムは「スペインによる過酷な植民地政策」によってキューバの農民たちが貧困にあえぎ、独立しようにもその力を奪われていると声高に叫ぶようになっていった。

 

それは、前回の戦争から7年、新しい職務を望んでいたアメリカ陸軍の指導者たちや、さらなる市場と資源の供給源を追い求め続けていた資本家たちといった、政府を構成する利益集団たちの要望とリンクしてラスト大統領の社会党政権にプレッシャーを与え続けていた。

米墨戦争から2度の太平洋戦争に至るまで活躍し続けてきたスコット中将は、今や軍部の指導者として高い発言力を持ち、そのジンゴイズム(主戦論)を先頭に立って唱え続けていた。

当初こそ実業家集団を政府から放逐したラスト大統領だったが、経済発展と共に再び勢力を拡大してきた彼ら資本家たちに押され気味であった。

 

かくして1861年3月21日。

イエロー・ジャーナリズムによって先導された民衆の意志と、政府を操る主戦論者たちの意志とが絡み合い、アメリカ合衆国キューバ宗主国たるスペインに対し、その統治権アメリカへの移動を求める最後通牒を突きつけた。

 

 

1か月後の4月21日。

スペインはアメリカとその同盟国フランスの戦力に恐れをなし、戦わずして降伏を選択。かつての「太陽の沈まぬ帝国」の威光は見る影もなくなっていた。

 

 

しかし政権を支える実業家集団はこれを良しとはしなかった。

彼らの目的はキューバだけにあらず。同じくスペインの植民地支配下に置かれていた西太平洋のフィリピンにも目が向けられたのである。

 

かくして、スペインとの停戦が明けた1873年7月14日。

アメリカ合衆国はフィリピンの解放をスペインに要求。

これに対しスペインは清を味方に引き入れたことで、これに対抗する構えを見せた。

 

 

かくして、1873年11月11日。

第3次太平洋戦争とも後に呼ばれる、「米西戦争」が開幕した。

アメリカ側はフィリピンだけでなくスペインの保護国であったベネズエラ、そして参戦してきた清に対しては山東半島の割譲を要求のテーブルに乗せたのである。

 

 

山東半島では米墨戦争以来の名将トーマス・ジェスプ少将が青島防衛戦に挑む。

 

さらにこちらも歴戦の名提督であるマシュー・ペリー少将が、スペイン本土に強襲上陸を仕掛ける。

 

 

これを防ぐべく、スペイン側もアグスティンデ・ウルクイジョ提督率いる40隻のスペイン海軍をビスケー湾に派遣。1874年1月2日。スペイン沖の海戦が勃発する。

しかし未だ木造艦でしかないスペイン海軍に対し、アメリカ海軍はすでに装甲艦の上位種である「モニター艦」を導入しており、相手にならない。

そのままベンジャミン・ファクソン准将率いる20連隊でカディスの港を占拠。

スペイン本土軍が北のピレネー山脈フランス軍を迎え撃っている隙に、がら空きのアンダルシア地方を次々と制圧していくこととなる。

 

 

一方で新たに創設された太平洋艦隊ミカエル・ブラッドリー提督は、こちらも新たに任命したアール・ダーガン准将と共にフィリピン上陸戦を命じるが、この上陸戦には失敗。

 

改めて準備を整え、1874年5月14日に再度挑んだ上陸戦では見事勝利。

フィリピンにも新たな戦線が形成された。



そうこうしている間にスペイン本土はほぼ全域をアメリカ軍が制圧。

 

7月7日には早くもスペインは降伏を選んだ。

わずか半年間のスピード降伏であった。

 

 

それから1年後の1875年4月15日。

総勢11万超のアメリカ陸軍全部隊が上陸した中国戦線ではその進軍を止めるものはもはやなく、清軍の死者が100万を超えようかとしたそのとき・・・

清も降伏。

山東半島アメリカの50番目の州として編入されることが決定した。

 

しかしこの山東州だけで人口が1,200万人もいるというのは恐ろしいものである。

その分併合に必要な官僚制ポイントも、課税キャパシティの不足も恐ろしい数値を誇っているが。

 

 

さて、これでほぼ対抗できる相手もいなくなった超大国アメリカ合衆国

すでに収入も黒字高が建設セクターフル回転であっても年間743万ポンドに達し、何をしても赤字にならないので常に金保有高上限に貼りついている状態。


ここまで来たら、もうゲームとしてはほぼ蛇足になる。

あとは、アメリカの固有実績獲得を目指そう。

 

すなわち、「星群旗」――「アメリカ合衆国として、自国の旗を掲げる併合された州を100個所有する」というもの。

めちゃくちゃ面倒くさそうな実績であることだけはよくわかる。



 

世界征服戦争

併合された州」とはすなわち、傀儡国でも関税同盟でもなく、しっかりと自国の領土として直接支配し、かつ官僚制ポイントを消費して併合しないといけない。

この山東のように双方の文化に共通点が全くない文化の州を併合しようとすると20年もかかってしまう。ヨーロッパにおけるアフリカなどがそうだ。

そのことを踏まえ、早い段階でまずは併合されていない直轄領を100州分集める必要がある。

 

よって、早速中米の国から直接支配のための外交プレイを開始する。

手始めに、どんなに融資を送っても、関税同盟に入ってくれなかったニカラグアから。

 

当然これくらいの小国だと戦わずして降伏してくれる。1州国家ならこれが一番楽。

 

あとは傀儡国したばかりのフィリピンも早速併合する。

フィリピンとの停戦期間が終了した1881年7月1日。外交プレイ「臣下の併合」を選択。

 

こちらもすみやかにフィリピンは降伏し、晴れてフィリピンはアメリカ合衆国の直轄地となった。

すぐさま併合ボタンを押す。こちらも20年かかる。

また、この併合ラッシュのために、全土で行政府を大量生産中である。金はいくらでもある。

 

また、これまでモンロー主義踏襲のため封印していた植民地化も邁進していく。実業家集団の機嫌を取るための意味もあり「植民地搾取」の法律を通し、さらに植民地制度も最大レベルまで上昇させたうえでまだ残っていたラプラタ地域や南西アフリカ、パプアニューギニアなどに植民していく。こちらも植民しきれば併合して州の1つに数えさせることができる。

 

 

1884年には中米コスタリカに対して外交プレイを仕掛ける。

すると今度は、フランスとメキシコがコスタリカ側についたことで、コスタリカも強気に。

これは開戦が避けられそうにない。

 

だったら領土を一気に奪い取るチャンスだ!

コスタリカだけでなく、メキシコからも大量の領土を奪い取る要求に切り替え、いざ開戦!



コスタリカはすぐに全土制圧して降伏に追い込めたが、メキシコ-アメリカ戦線でフランス軍の鉄壁な防御を前にして戦線が停滞。

トーマス・ジェスプ中将は御年96歳となった。

何しろこの時代は塹壕技術の発達期。完全防御有利な時代となったため、列強同士の戦いでは真正面から打ち破ることはかなり困難となってくる。


と、いうことで先の米墨戦争よろしく、側面から上陸戦で敵首都近くに乗り込み、そのまま無防備な本土を占領征服(スクリーンショット撮り忘れていたため画像なし)。

翌年9月には大半のメキシコ領を奪い取っての講和に持ち込むことに成功した。

 

と、思ったらこれで悪名が100を超えたため懲罰戦争を仕掛けられる。

 

と、言っても相手はロシアと清という、何度も打ち負かしてきた相手。

さすがにびびって賠償金だけを要求し、最終的にはほどほどに敵戦力を削ったあとに白紙和平に持ち込んだが、このタイミングでアラスカなどを要求しても良かっただろう。

 

なお、これらの戦争中にセオドア・ルーズベルト大統領が誕生。

史実よりも20年も早いですよ。

 

 

そして1886年には「軍用航空」の技術を獲得し、「初飛行」イベントが発生。

 

世界で最初に飛行機の技術を獲得した実績をゲット。

 

1889年にはワシントン万国博覧会を開催。

ディシジョンの出現条件が「首都の都市レベルが20以上」だったため、首都のコロンビア特別区よりもニューヨークを発展させがちなアメリカではちょっと意識的に建造しないとならず発生が遅くなってしまった。

また、スタートまでに探検も行わなくてはいけないということで急いでニジェール川ナイル川の源流を探しにいかせたりもした。

1899年には女性参政権の法律を通過させる。

 

実は前回のスウェーデンプレイのときにも法律の審議にまでは行ったのだが、直後に同盟国北ドイツ連邦の革命騒ぎに巻き込まれて大恐慌時代に突入。

経済的危機の前に理念などとでもいうかのように女性参政権の成功確率が一気に落ち込み、制定を断念した経緯がある。

何はともあれこれで、女性参政権実績も達成させた。

 

中米での侵略戦争も止めることなく続けていく。

最初、フランスもロシアもエル・サルバドル側につきそうになっていたが、土壇場で中立宣言。梯子を外された格好となったエル・サルバドルと彼を助けに参戦したニューグラナダは大量の州の割譲を要求され、そのまま戦争へと突入することに。

 

火炎放射器の技術を獲得し兵士に持たせたことで、その特別イベントが発生。

時代は少しずつ、あの地獄の総力戦の時代へと近づいていく。

空中偵察(Aerial Reconnaisance)と火炎放射器(Flamethrower Companies)によって攻撃力も膨れ上がり138に。

防御有利の塹壕時代に風穴を開けていく技術だ。

 

この中米大戦に勝利し更なる領土を南米にまで広げることに成功するが、やっぱりここで懲罰戦争が発生。こんどはオーストリア帝国ロシア帝国がタッグを組んでやってきた。

 

 

合衆国本土にまで上陸してきてワシントン近郊で激しい銃撃戦を繰り広げる両軍。

 

なお、そんなタイミングでのんびり地方遊説を行う進歩党党首。「列車による選挙運動は賢いやりかただ!」じゃないんだよなぁ。



こちらも負けじとオーストリア側に上陸作戦を仕掛ける。

しかしやはり列強同士の対決はまだまだ防御有利・・・ヴェネツィアの戦いでは2ヵ月近い激しい攻防戦を経て、ほぼ互角の戦いの末にアメリカ軍の敗北に終わった。

アドナ・チャーフィーは南北戦争米西戦争、そして中国の義和団事件などで活躍した史実の人物。

 

なかなか敵領土にも攻め込めず決定打を得られずにいたこの懲罰戦争だが、約1年後の1905年3月に、敵側の戦争支持率がまだプラスで残っている状態で、メキシコの傀儡化とアラスカの征服という、こちらの要求がほぼ満額回答される形で講和を結んでくれるとのこと。

当然すぐさま受諾。

 

こうなればもう、懲罰戦争も怖くない。

間髪入れずにハワイに併合の要求を突き付けて無条件降伏させてハワイも直接支配を開始。こちらは史実より7年遅い実現となった。

 

調子に乗って南米征服を続けていると・・・

 

1912年11月1日。ついにイギリスと矛を構えることに!

 

 

アフリカ内陸部のイギリス植民地を突き進むアメリカ軍。

イギリス側は軍を置いていないため無抵抗に領土を拡大していける‥と思っていたら、途中から何度先頭に入っても敗北してしまう状況に。

 

何でかと思ったらこの戦線に繋がる航路が襲撃されており、補給を受けられずに士気が0固定。強制敗北が続いていた様子。

提督に「護送船団」任務を与えて当地に派遣させることで回復させることができるのか、しかし送ってもうまくいくときと全く回復しないときとがあり、未だにこの辺りのメカニズムは不明。

今回はずっと回復しなかったため仕方なくアフリカ戦線は引き上げ、南米にて戦線の一進一退を繰り返すことに。

 

アメリカ軍はついに戦車を戦場に投入。

毒ガス部隊(Chemical Weapon Specialists)と機械化歩兵(Mechanized Infantry)で合計125ポイントも攻撃力が上昇し、合計234ポイントに。

それでもなかなか快進撃とはいかず、第一次世界大戦よろしく長期戦となってしまった。

 

開戦から2年半。

1915年5月3日に講和条約を結び、チリの全領土とイギリス領ニューファンドランド南大西洋諸島を獲得。

 

これで直轄領は100を超えた。

あとは、その併合完了を待つだけである。

 

 

歴史の終わりへ

今回、「経済的支配」目標とタイトルにつけたからには、そのオブジェクトも達成していかなければなるまい。

とはいえ、ジャーナルが意外と面倒な上に報酬もなく、かつ1936年までのプレイを強いられるため、正直この目標システムはうまくいっていない気がする。改善されるまでは次回以降サンドボックスでやっていくことになると思う。

 

とくに今回の経済目標の際は、この「消費価格の低減」がすこぶる面倒だった。序盤の方が達成しやすいかもしれないが、かなり育ってからの国家では無理やりな方法でないと達成できない。

その方法とは・・・鉄、石炭、鋼鉄それぞれの資源を多く使用している施設の「方式」を一度原始的なものに変え、その消費量を一気に低くさせるというもの。

たとえば全土に146個も建設されている「飾り細工工房」の基礎製法を鋼鉄製の道具(Steel Tools)から自然加工の道具(Crude Tools)に変えるだけで鋼鉄も鉄も消費量が一気に減衰する。

 

これらの無理くりな手法を行ってこの厄介なジャーナルを達成。

ついに最後の目標である「有力市場」のジャーナルが登場する。

ゲーム終了時点まで記載のGDPを維持するというこのジャーナル。

この目標GDPは世界の状況で変動するため、いつの間にか8億ポンド、9億ポンドと膨れ上がっていったのでこちらも際限なくGDPを上げ続けて達成を目指す。

 

そしてあとは各州の併合を待つ・・・1週経過するのに8秒かかる終盤戦を、ひたすら別作業をやりながら待ち続け・・・

 

 

1928年。ついに併合された州の数が100に達し、ハード実績「星群旗」を達成!

 

2022年11月19日現在、達成率0.5%という実績であった。

 

星100個の星条旗はこんな感じ。

 

あとついでに全技術達成の実績も手に入れておきました。

 

 

あとは、GDPを保ったまま走り切ればいいだけ。

 

そして1935年12月31日。

「経済的支配」目標達成完了! 当然完走実績も同時に達成することとなった。

 

 

1936年超大国アメリカの状況

それでは、ゲーム終了時点の国の状況を見ていこう。

まずGDPは惜しくも10億には到達しなかったが9億8,100万ポンドまで伸ばすことができた。

2位フランスとは3倍近い大差をつける格好に。

 

識字率92%。かなり多くの未開州を併合した割にはよく頑張ったのではないだろうか。こちらは世界3位。

 

平均生活水準は19.2。まあこれは大国ではなかなか上げづらい。

 

人口は最終的に1億3,900万人に。

清・インドの2大国にはもちろん負けるが、それ以外では4位のフランスに2倍差をつけた圧倒的数字に。まあ100州もあれば当然か。

 

なお、州別に見るとニューヨークが山東を抜いて1,190万人にまで伸ばしている。凄い。

カリフォルニアもゴールドラッシュのおかげで米本土では2番目の巨大な都市に。

ニューヨーク中心には人が詰めかけ、都市が立ち並び、各種先端技術や文化の中心になっているという。

 

そんなアメリカ合衆国の国威は当然世界1位。

こちらも2位フランスには大差をつけて圧倒的1位である。

 

また、今回はとにかく財政が豊か過ぎた。

比例課税制を取り入れてからは、49個の建築セクターをフル稼働させても、全国に346個の行政府と59個の大学と169個の鉄道と200個の港を建てても半世紀以上にわたり一度も赤字を見せることなく、その金保有高は天井に貼りついたまま一切離れることはなかった。本当なにしてもお金が減らないのだ。所得税収は年間1億1,040万ポンドに達した。アメリカは金の力がエグイ。

 

市場の様子はこんな感じ(インフレしている商品順)。

ほとんどの商品が世界1位の生産国となっているはず。

 

貿易は最終的には手動での交易はほとんどなし。唯一自給できなかったアヘンを2か国から輸入しているだけ。

あとは各国がこぞってアメリカの商品を欲しがり、輸出している状態。石油、装甲船、衣服はひたすら買い求められたため国内でも不足が続いた格好であった。

 

 

最後に世界の様子を見ていこう。

まずは合衆国の本拠、南北アメリカ大陸。

南米の国境線がめちゃくちゃ汚いが、きれいにするための戦争はさすがに面倒くさすぎたので断念。

なおエクアドルで内乱が起きたせいで「衆」の字のところが本当にきたなくなっている。この内乱、双方ともに陸軍が存在しないため永遠に終わらない現環境特有の仕様バグが発生中である。

 

 

ヨーロッパはおおむね大人しい結果に・・・と思ったがフィンランドの北半分がイギリス直轄領になっていたりポーランドが復活していたりといろいろきな臭い。

あと、現環境はAIがスカンディナヴィアを建国しがちな気がするが、それはそれでどうなのかなあと思ったり。

 

またフランスがトスカーナ地方に自治エトルリア公国を建国しているためイタリア統一が果たされていない。ナポレオン戦争時代かな?

 

アフリカもフランスの存在感がひどいことに。でもアルジェリアは独立しておりフランスは砂漠地帯を押し付けられている格好に。

 

アジア・オセアニア

オーストラリアはニューサウスウェールズが独立してほぼ全土を支配するが、現在は貴族反乱に見舞われている様子。なお、ニュージーランドの北島もニューサウスウェールズがイギリスから奪い取っている。

 

日本も北海道をロシア、水戸周辺をアメリカ、伊勢地方をイギリスに取られながらも徳川幕府体制を堅持して生き残っている。

 

ときはHidetatsu Iesatoという将軍による治世下だとか。あれ、徳川家は?

 

 

最後に我らがアメリカ合衆国を見ていこう。

現在の大統領は小ブルジョワ出身のミルトン・ブライアン。進歩党のリーダーで32歳。

 

人口構成はヤンキー(北部人)が6,900万人でおよそ5割を占め、さらにディキシー(南部人)が2,700万人で2割、いわゆる「アメリカ人」が全体の7割を占める。次いで漢人が1,340万人で全体の1割を占めている。

日本人も50万5千人含まれている。

 

合衆国でおそらく最も裕福な人々がこちら。全国にわずか7名しかいない、「ユダヤ人資本家」である。やっぱりユダヤか! とはいえ、イロコイ人の精霊信仰者や上座部仏教徒でも生活水準60超えはいた。

 

彼らがどんな生活をしているのか覗いてみると、ファインアート(絵画とか映画とか)の消費が全体の13%に達し、食料品は4.2%とエンゲル係数めっちゃ低い。

 

では逆に貧しい人々はどうだろう・・・

西オーストラリア植民地に住むウェールズ人やアンティオキアに住むオクシタニア人などもいたが、中にわずか4名とはいえ、テネシーに住むアメリカ人「神道」信仰者がいて「おお・・」となった。

こちらがその需要一覧。

なお、最も生活水準の低いPOPでも14前後ということで、最低賃金の導入などもあり最低限の生活水準は保てている様子。

 

 

 

それでは、このあたりでおしまいといこうか。

Victoria3、2回目のプレイとなったが、アメリカ合衆国、やはり各種イベントが揃っていてなかなか楽しかった。

一方で大国ゆえの面倒さや後半の余裕ぶりも強いので、次回は小国でプレイしてみたいと思う。

 

予定としては、Twitterで募集してみて一番多かった「コンゴ」でいくつもり。

果たして、これまでとは勝手が違う小国プレイ、どうなってしまうのか・・・。

 

次回もぜひよろしくお願いいたします。

 

 

アメリカ合衆国」プレイレポートはこちらから

【Victoria3】アメリカ「経済的支配」目標プレイレポート第0回 ポーズ解除前の状況確認と各種方針 - リストリー・ノーツ

【Victoria3】アメリカ「経済的支配」目標プレイレポート第1回 奴隷解放と米墨戦争、そして太平洋岸への到達(1836年~1839年) - リストリー・ノーツ

【Victoria3】アメリカ「経済的支配」目標プレイレポート第2回 自由を巡る戦いとフロンティアの消滅(1839年~1850年) - リストリー・ノーツ

【Victoria3】アメリカ「経済的支配」目標プレイレポート第3回 海のフロンティア -黒船来航と太平洋戦争-(1850年~1861年) - リストリー・ノーツ

【Victoria3】アメリカ「経済的支配」目標プレイレポート第4回(最終回) 米西戦争と世界侵略戦争、そしてアメリカ100州達成へ(1861年~1936年) - リストリー・ノーツ

 

前回の「スウェーデン」プレイレポートはこちらから

【Victoria3】初見スウェーデンプレイ雑感レポート①(1836〜1856) - リストリー・ノーツ

【Victoria3】初見スウェーデンプレイ雑感レポート②(1856〜1876) 財政再建と産業革命、そして列強へ - リストリー・ノーツ

【Victoria3】初見スウェーデンプレイ雑感レポート③(最終回、1876〜1896) 2つの大戦とスカンディナヴィア統一 - リストリー・ノーツ