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第3のローマが世界の頂点を目指す 第4回「アンドレイ4世の治世(1517年~1538年)」

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アンドレイ4世なる人物は、歴史上には存在しない。ただ、イヴァン4世と関わりの深い「アンドレイ」であれば、写真のアンドレイ・クルプスキーがそれにあたる。

歴代のモスクワ大公と同じリューリク朝の流れを汲む公家の出身で、イヴァン4世にとっては親友であり、かつ信頼できる右腕であった。カザン陥落やリヴォニア戦争でも活躍する。

しかし、のちに暴走を始めるイヴァン4世の粛清の手が自分にも及ぶのではないかと恐れたアンドレイは、モスクワ大公国の敵にあたるポーランドリトアニア連合王国に亡命し、モスクワの敵として戦った。

イヴァン4世との間に交わされた書簡が残っており、イヴァン4世に対する残虐なイメージもこれを元にしていることが多いらしい。そんななので、イヴァン4世が言うほど残虐であったのかどうか、最近は再評価も進んでいるとのこと。

 

物語の主人公にはうってつけの境遇をお持ちで、実際に20世紀半ばのロシア映画イヴァン雷帝」でも主人公になっている。だがこの映画、暗にスターリンを批判するような大粛清場面を描いてしまったものだから、未完成のままに終わったらしい。

 

 

さて、そんなアンドレイ・クルプスキーをイメージしつつ、ゲーム上のアンドレイに戻ることにしよう。

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もちろんこの世界ではあくまでもイヴァン雷帝の子ども。実は母はロマノフ家の出身だったりする。

能力値は3/5/4と、これは彼の祖父にあたるイヴァン大帝とほぼ同じ能力値であり、有能。ぜひ長生きしてもらいたい。

性格は「熱狂者(Zealot)」。これは改宗力(Missionary Strength)+1という能力で、つまりは信仰深い男というわけだ。

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「総主教の権威」も40%まで上昇しており、合計の改宗力も随分強化されてきた。

早速、宣教師を各地に派遣し、どんどん改宗させていこう。

3番目のアイディアとしても「宗教」を獲得する予定だ。

 

 

と、いうことで「敬虔王」アンドレイの治世を今回は扱っていく。

 

今回のプレイレポの目標:ランキング1位になること

現状のランキング:4位(前回5位)

↓前回はこちら↓

suzutamaki.hatenadiary.jp

 

 

 

ロシア帝国」の誕生

アンドレイ4世即位直後の1518年2月9日。

ついに統治レベルが10に達し「ロシア形成ディシジョン」を選択できるようになった。

f:id:SuzuTamaki:20170622000956j:plainとりあえずボーナスが大きい。

 

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ロシア誕生!

 

 

それでは、今回のDLC最大の追加要素とも言える「ツァーリ国」について詳しく説明していこう。

 

 

ツァーリ国」政体について

まずは政府(Government)画面を確認。

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ツァーリ国」政体のボーナスは以下の通り。

  • 人的資源(Manpower)+20%
  • 自治度が月ごとに0.05減少
  • 絶対主義(Absolutism)が月ごとに0.1増加
  • 外交官+1
  • 指揮官保有上限+1
  • State上限数+10
  • 絶対主義の最大値+5
  • ナショナルフォーカス変更解禁までの期間-10

そして「東スラヴ」の文化圏がすべて受容文化となる。

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これで、国力の25%以上を占めていたノヴゴロド文化を受容することができた。

 

そして、政体ランクも一気に「帝国」ランクに進化するので、そのボーナスと合わせ、State上限数が一気に+20に!

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ゲーム開始時から悩みの種だったState上限問題が、一気に解決されてしまった。

外交官の増加と合わせ、この辺りは一刻も早くロシア化するメリットとなるだろう。

 

 

「ロシア・アイディア」

また、ロシア化したことで新たなアイディアセットを獲得。

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初期保有:人的資源+33%

初期保有:コア化コスト-10%

  1. 「ルーシの大地」攻撃的拡張の増加量-10%
  2. 「シベリアの開拓者」シベリアの開拓者を利用可能になる。
  3. 「ロシア砲兵隊」砲兵生産費用-10%, 砲兵戦闘力+10%
  4. 「一生の兵役」陸軍保有限界+50%
  5. 「門地制の廃止」汚職が年ごとに-0.1
  6. 「序列表」陸軍伝統が年ごとに+0.25, 顧問の雇用費-10%
  7. 「軍幼年学校過程の延長」陸軍士気+5%, 射撃の被ダメージ-10%
全獲得後:正統性が年ごとに+1
※モスクワのナショナルアイディアの1つだった外交関係+1が消滅していることにだけ注意。
 

 

「シベリアの開拓者」

そして、このナショナルアイディアで解禁される「シベリアの開拓者」が、DLC新要素の中でも話題となったものである。

プレイヤーの首都から繋がっている所有プロヴィンスに隣接する、未開拓のプロヴィンスであれば、いつでもこの特別なボタンを押すことで、植民を開始することができる。 

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消費するのは外交点20だけ。あとは、維持費も何もかからない。速度はゆっくりだが、プレイヤーはただ、それが成長するのを見守るだけである。

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植民地エカテリンブルグ誕生。まだエカテリーナ生まれてすらいないけどね。

 

 

イベント「ロシア正教会の独立」

さらに、ロシア帝国成立から暫くすると、以下のイベントが発生。

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ロシア正教会の独立

タタールの支配から解放され、モスクワの民とロシア正教会は力を増していきました。ビザンツ帝国が間もなく滅ぼされようとする1448年に、コンスタンティノープル総主教から独立する形で、ロシア正教会は産声を上げました。1448年にロシア主教会議によって着座させられた府主教イオナのもと、ロシアの教会は自治独立の度合いを高めていったのです。

1589年にコンスタンティノープル総主教イェレミアス2世は、トルコ人の弾圧から逃れてモスクワを訪れました。ロシア人たちは彼に、モスクワの主教の地位を約束させました。こうして、ロシア正教会の完全独立に向けた最終的な準備が整ったのです。

 

選択肢① モスクワが正しい信仰を導いていこう

→ 安定度+1, 総主教の権威+10, 正教会諸国との関係性+25

選択肢② いや、正しい信仰の導きはコンスタンティノープルがするべきだ

→ 総主教の権威-50, ビザンツ帝国コアを持つ領土の請求権を獲得 

 

 まあ、効果から言っても、史実から言っても、これは選択肢①を選ぶほかない。

そのイベント後に追加されたであろう、以下のディシジョンも。

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「ロシア大主教の設立」。何のデメリットもなさそうなので選んでおく。

ついでに、その上にある「サンクトペテルブルクへの遷都」も、おそらくロシア化したタイミングで生まれたのだろう。気づいていなかったのでこのタイミングで選択することにする。

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首都が変わってしまうので、元首都のモスクワをできるかぎり開発してから実行する(首都は開発コストにボーナスがかかっているので)。

また、大量の威信が手に入るようなので、Estateコマンドなどで、威信を犠牲にして実行できるコマンドをあらかた使用したうえで、選択する。

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こうして、首都サンクトペテルブルクが完成。まあ、首都にしては弱いよね。

 

 

ロシア・ポーランド戦争(1523年~1528年)

さて、こうして成立したロシア帝国と、初代ツァーリアンドレイ4世のもと、ポーランドリトアニア連合に対する2度目の侵略を開始する。

時は1523年3月6日。

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今回は、スモレンスク公国のコア回収を目指す。

 

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開戦からしばらくすると、ボヘミアも参戦してくれたことで、戦力は圧倒的な差となった。

 

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こちらも10万近い兵力を動員し、方面軍を機能させて戦線を展開していくも、反乱軍が頻発したり、反対側から攻めてこられたりもして、意外と苦戦。

 

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結局、開戦から5年も経過してしまい、戦勝点74%で諦める。

1528年4月14日講和。「引き際」というのは何とも難しい。

とりあえず当初の目的通りにスモレンスク公国のコアを全回収し、加えてポロツク公国のコアもほぼ回収。

さらに、次の属国設立の種とすべくチェルカース(Cherkasy, キエフ公国の種)とクルィヴィーイ・リーフ(Krivoi Rog, ザポリージャ公国の種)を割譲させる。

 

 

さて、このあとはしばらく大人しくしつつ、各属国の併合を進める。

そして1538年9月。ロシアの領域はここまで拡大した。

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と、ここで「敬虔王」アンドレイが崩御

即位が遅かったので、統治期間は21年だったが、享年は52歳。

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後を継いで即位したのがヴァシーリー3世。

史実では、イヴァン3世の後を継いだ男だ。

年齢は21歳。性格は・・・「強欲(Greedy)」。少し、先行き不安な思いもある。

ポーランドリトアニア連合に対する更なる侵攻を目指す。

 

 

第5回に続く。

 

※ここまでの経済推移※

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